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コラム

歯のトリートメント

理事長コラム

2017.8.9

色んな味があって美味しいですよ❤️

MIペーストで歯のトリートメントしましょう

リカルデントとフッ素の有効性

リカルデントとフッ素で予防効果が高いのはどっち?何が違うの?と質問を受けます。
どちらが効果的というよりも、それぞれ効果が異なるのです。

まだ色も黒くなっておらず、穴になっていないむし歯はそこを綺麗にしておくと、再石灰化といってもう一度頑丈な歯に戻る能力があります。溶けてしまった歯を修復するお手伝いをするのがリカルデントです。
ちなみにリカルデントは登録商標で、正確な名称はCPP-ACP(カゼインホスホペプチド‐非結晶性リン酸カルシウム)。再石灰化を促す食後のリカルデント
そこで注目されるのがリカルデントの働きです。CPP-ACPには3つ機能があります。
・脱灰抑制作用(初期むし歯の発生を抑える)
・再石灰化作用(エナメル質にミネラルを取り戻す)
・耐酸性効果(酸に溶けにくい歯を作る)
CPP-ACPには歯の再石灰化に重要な「リン酸カルシウム」が、歯になじみやすい状態で高濃度に含まれています。さらに、口内を中性にして、歯の酸化を抑える作用も。
フッ素は、歯を強くして酸によって歯が溶かされにくくする効果があります。フッ素を塗布することで、歯の質が弱く虫歯になりやすいお子さんの歯を酸から守ってくれます。イメージとしてはフッ素は歯がむし歯にならないように歯を強くする歯の栄養剤です。

●酸の産生を抑制
歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。
●再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。
●歯質強化
歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。
特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、フッ素配合のハミガキ剤を使い、歯質強化に努めましょう。
まとまると…
・リカルデントはカルシウムを取り込みやすくする。(修復)
歯科検診などでむし歯になりかかっているところがあるから注意してくださいねと言われた人はリカルデントで早く再石灰化をしてあげる。
・フッ素はむし歯菌から歯を守る。(防御)
しっかり磨いているんだけど、油断するとすぐむし歯になる。という人はフッ素で歯を強化する。などです。

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