酸蝕症って知ってますか
2018.8.20
こんにちは
アース歯科クリニックつくばです
皆さん、酸蝕症という言葉を聞いたことはありますか?
説明すると、虫歯菌が産生する酸で歯が溶ける虫歯とは違い、食べ物や飲み物に含まれる酸で歯が溶けることを言います
そして虫歯は一部分の範囲で限られますが、酸蝕症は広範囲で歯に被害が及ぶので厄介です。なぜなら、酸蝕症は飲食物によって起こるので、飲食は口腔全体に行き渡るからです。
歯の酸蝕は外見も質も悪化させます
〇前歯が酸蝕症になると、もともと薄い歯がさらに薄くなって透き通って見える
〇歯の先端が欠ける
〇エナメル質表層に白い白濁がみられる
〇奥歯では咬合力がかかるため、歯が丸みを帯びたり歯が擦り減る
〇シミたり、咬合時痛みを感じることがある
〇虫歯が悪化しやすくなる
などがあります
では、そうならないために歯科医院で定期的なメンテナンスはもちろんですが、患者様ご自身でも予防の対策を知っていただければと思います
〇長時間、歯を酸にさらさない
飲み物はだらだら飲まずに一気に飲む
〇直接酸を歯に触れないようにする
飲み物はストローなどを利用してなるべく口の奥で飲むようにする
〇酸に触れた歯がやわらかい間は余計な力を加えない
硬い歯ブラシや電動ブラシの使用を控えたり、飲食後30分おいて歯磨きをする
などがありますので是非参考にしてください
例として
フルーツ(オレンジなど)を前歯でかじると唇側の前歯などが危険リスクになります
他にはもずくなどをすすって食べたりすると上の前歯の裏が酸蝕症になりやすくなります
皆様には経験があると思いますが、意識をしていただくだけでも変わりますので知っていただければと思います
最後にリスクの高い飲み物一覧をご覧ください
図の左側がリスクの高い飲み物、右側がリスクの低い飲み物です
飲んでいたものほとんどがダメじゃん!と思う方もいると思いますが、、、😢
歯の定期検診はとても大切です
一生おいしいものを食べていけるよう、一緒に頑張っていきましょう
つくば市の歯科
アース歯科クリニックつくば